世界ふしぎ発見!2/12(土)放送では1970年開催の大阪万博、現在開催中のドバイ万博そして2025年開催の大阪・関西万博について、過去の変わりゆく万博History!過去-現在-未来の物語のテーマで放送されます。
2025年開催の大阪・関西万博(正式名称:2025年日本国際博覧会)について、テーマや開催期間、開催地等について調べてみました。
新型コロナ禍における大阪・関西万博を開催する意義とは?そしてテーマは?
新型コロナ感染が広がる中、国家や人々の交流の分断が発生し、価値観や生活様式の変化を求められています。大阪・関西万博を開催する意義とは、テーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」について考え、行動することです。
国連サミット(2015年9月)で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の国際目標、言わゆるSDGs(17のゴール・169のターゲットから構成されるSuustainable Development Goalsの略)を2030年までに達成を目指す取り組みは、本万博を開催する意義であるされています。
開催の意義
いのち輝く未来社会へ
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を乗り越え、新たな時代に向けた国家プロジェクトである大阪・関西万博を位置づけています。
いのち輝く未来社会、2025年以後の世界を展望し、世界が一つになることが大阪・関西万博の意義とされています。
SDGs達成・SDGs+beyondへの飛躍の機会
SDGsの目標年である2030年の5年前である2025年の開催で、SDGs達成に向けたの進捗を確認し、そのSDGs達成・SDGs+beyond(2030年以後)への取組を加速させる機会としています。
Society5.0実現に向けた実証の機会
国家的な取組であるSociety5.0は、IoT(モノのインターネット)、AI (人工知能)、ロボティクス、ビッグデータ等の先端技術を活用して、人口減少、高齢化、エネルギー・環境制約等、様々な社会問題を解決する超スマート社会の実現を目指しています。大阪・関西万博の会場は超スマート会場とし、Society5.0実現の実証の機会になります。
日本の飛躍の契機に
大阪・関西万博を通じて、世界の多種多様な文化、価値観の交流、創造を促し、また日本の魅力を再発見する機会とし「観光立国」を目指します。DX(デジタルトランスフォーメーション)による社会変革や、地球環境問題への取り組みを示し、飛躍の契機とします。
テーマ
「いのち輝く未来社会のデザイン」
(Designing Future Society for Our Lives)
一人一人が、自らの望む生き方を考え、可能性を最大限に発揮できるように国際社会が共創していくことを推進していきます。
健康・医療をはじめ、カーボンニュートラルやデジタル化の取組を体現し、多様な価値観を尊重し諸課題の解決策を提示していきます。
サブテーマ
サブテーマの“Lives”は「生活(daily life)」や「人生(life as a whole)」の意味だけではなく、とりわけ「いのち・命(life)」に着目した概念です。
Saving Lives(いのちを救う)
「Saving Lives(いのちを救う)」は、「いのち」を守る、救うことで、具体的には、感染症対策(公衆衛生の改善)、安全の確保、自然との共生(防災・減災の取組)等が挙げられます。
Empowering Lives(いのちに力を与える)
「Empowering Lives(いのちに力を与える)」は、「生活」を豊かにする、可能性を広げることで、遠隔教育の提供(情報通信技術(ICT)の活用)、健康寿命の延伸(スポーツや食)による人間の可能性の拡張(AIやロボティクスの活用)等が挙げられます。
Connecting Lives(いのちをつなぐ)
「Connecting Lives(いのちをつなぐ)」は、一人一人がつながりを持ち、コミュニティを形成し、社会を豊かにすることです。パートナーシップ・共創の力、ICTによるコミュニケーションの進化、データ社会の在り方等が挙げられます。
コンセプト
People’s Living Lab(未来社会の実験場)
大阪・関西万博のコンセプトは「People’s Living Lab(未来社会の実験場)」とし、テーマを実現するアプローチであり、より実践的な行動の場へと進化させることを念頭にした事業のガイドラインの役割を果たしている。万博会場を新技術やシステムを実証する場とし、イノベーションを誘発し、社会実装していくための巨大な装置としていきます。
会場
夢洲 ゆめしま(大阪市臨海部)
夢洲は、大阪市内の臨海部に位置する人工島で、瀬戸内海の美しい景観を目にすることができます。
会場面積は155ha。会場中心部にパビリオンエリア、南側には水面、西側には緑地を配置した会場とします。
開催期間
2025年4月13日(日曜日)~10月13日(月曜日)
来場者数 約2,820万人
公式行事
公式行事とは、大阪・関西万博に参加する多くの国や国際機関等と、国内外の賓客を招いて行う式典。
開会式ナショナルデー・スペシャルデー式典
大阪・関西万博の開幕を祝う式典 開幕前日の2025年4月12日(土)を予定。
ナショナルデー・スペシャルデー式典
ナショナルデーは参加国から、スペシャルデーは国際機関から、賓客を招いて行う式典。
各国・機関の特色ある催事も、会期中連日開催。
閉会式
大阪・関西万博の閉幕を祝う式典 閉幕日の2025年10月13日(月)を予定。
まとめ
SDGsの目標年である2030年の5年前(2025年)の開催で、SDGs達成に向けたの進捗を確認し、そのSDGs達成そして、SDGs+beyond(2030年以後)への取組を加速させる機会として、また各種デジタル化の実証の場として、ぜひこの国家プロジェクトが成功してほしいと思いました。
大阪・関西万博が開催される3年後は、現在世界中に蔓延している新型コロナ感染がどのようになっているのか?変異株が今後も発生するのか?更に各国が一つになって克服し、3年後笑顔で集えることを願います。
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